2005-01-07 [長年日記]

[@IT] フォントには歴史と文化がくっついている

おおー。@ITにしてはめずらしい素晴らしい記事。参考になる+1。フォントを選ぶときの基準が変わった。ちょっと引用すると:

「日本人は、なぜこのフォントを使うのか」と、欧米人には理解できない英文フォントがあります。そのフォントとはCenturyです。……

2012-12-12 追記: 履歴書と書体も読むべし。

欧米では漢字のようなマルチバイト文字の扱いがないがしろにされる、という事実は、日本人がフォントの歴史を知らないことの裏返しに過ぎない。

ほかにも理解できないことっていくつかある。某出版社が発行するメーリングリストの中で「〓」(ゲタ)を罫線の代わりに使ってたり*1、IT業界のプロダクトなのに「SIGMAナントカ」とかいう名前をつけちゃってたり*2

背景を知らないと理解できないことってのもいくつかある。少林寺のマンジが「拳」になってしまってたり*3、Windows Update するとフォントが差し替わっていたり*4

*1 「〓」は元来、「文字が存在しない」などの意味として用いられていた記号。

*2 そういう名前によくない思い出のあるヒトがいるとかいないとか。

*3 意味が違うとはいえ、形が似すぎてる。

*4 まぁ、問題のある文字だったわな、あれは。

シェークスピアとか聖書とか

あっちでは日常会話のなかに意味ありげに引用されたりするらしいので、知識として知っておかなきゃいけないなぁ、と思ったまま、手付かずだ。

[Memo] DTP辞典

検索しててみつけた。参考になるのでメモ。校正記号も覚えておくと便利。「トルツメ」とか「イキ」はよく使う。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
やまぐち (2005-01-07 09:33)

学生の頃、LaTeXを使ってた時に友人が必ずTimesNewRomanにしてたのを見て以来、自分で英語を書く時は必ずそのフォントにするようにしてました。確かに綺麗だし。Centuryに違和感があるのは同感です。

やまぐち (2005-01-07 09:35)

う、ちょっとズレました。失礼。


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