Sun Tech Days 2007 in Tokyo のあと、帰国前に豊洲に寄り道してもらって「現場のエンジニアと話したい」ということで座談会。ことあるごとに 「それNetBeansでできるよ」って言ってた。
覚えてる範囲で書くと、
「最初あなたはシンプルさを強調してたけど最近のクロージャとかアノテーションとかどうなのよ」→「開発者にとって簡単になってるはず。EJB3とかジェネリクスとか」→「クロージャも?」→「クロージャでイテレータが書きやすくなるんだ。クロージャ大好きだ。最初から入れなかったのは失敗だった。」
「いけてるプロファイラが欲しい」→「それNetBeansでできるよ」
「いけてるGUIエディタが欲しい」→「それNetBeansでできるよ」
「Emacs好きなんだけどまだ愛はあるか」→「No。Emacsは30年前の技術。NetBeans使ってくれ」
「最近注目してる言語は? プライベートではどんな言語を使っている?」→「Javaばかり使ってる。それ以外はLightWaveのlscriptとか」→「Rubyはどうよ?」→「Rubyって遅いよねぇ」
追記: kitajの日記で言及されているのにだいたい間違いない。ランチのとき「Javaにもcore dumpみたいなしかけがあれば、サテライトでも解析できてうれしいんだけど」と言ったら「coreは古い技術だ。ランタイムにJVMTIで繋げればもっとたくさん情報が取れる」って言われて閉口した。「それは現場に駆けつけろという意味か」「商用サービスではスナップショット取ってサービス継続するほうが優先するんだけど」とか言ったけど判ってもらえなかった。
GUIエディタとしてはNetBeans6.0Beta2は、EclipseのVisualEditorよりは遥かに出来がいいですね。ただ問題はエディタだけじゃなくて、Swing自体の表現力の低さもあるんだけど、その辺がイマイチ伝わらなかったような気がする。NetBeans自体は以前に使ったとき、恐ろしく重かった印象がずっと残っていて敬遠していたけれど、今改めて使ってみるとそれほどでもなかった。むしろプラグインをたんまり入れたEclipseのほうが重たい印象。案外NetBeansも悪くないかもしれない。